ゴルフにおけるヘッドスピード測定器は、お値段ピンキリで色んなものがありますが、中級者以上の方は、是非、リーズナブルなもので結構ですので、買っておくことを強烈におすすめします。
リーズナブルなものでも、車のスピード違反取締りに使用されているレーダースコープと同じ技術が使われている等、ゴルフショップのヘッドスピード測定器と遜色ない信頼性を誇ります。
私が何故、強烈におすすめするかと言いますと、以下の通りのメリットがあるからです。
ドライバーを基準とした今の自分のヘッドスピードを的確に把握
ヘッドスピード測定器で、ドライバーのヘッドスピードを測定しておけば、ドライバーだけでなくアイアイアンやシャフトを新調する際の選定基準に迷いが無くなります。
特にシャフトについては、硬さはどれくらいか?調子は先調子か中調子か?トルク(ねじれ)はどれくらいか?等、しっかり自分のヘッドスピードを把握しておくと、安心して自分への投資が出来ます。
更に、実はヘッドスピードって、ボールの左側で風切り音がするよう連続素振りを数回するだけで3~5m/s(メートル毎秒)程上がります。(打ったボールが真っ直ぐ飛ぶかは別にしてですね)
また、いわゆるマン振りした時と、コントロールしたスイングでは全然違います。
このような違いを、練習場でボールを打ちながら、自分がどれくらい振ればどれくらいのヘッドスピードが出るポテンシャルなのか一目瞭然で測定出来ることは、皆さんの今後のゴルフ上達に著しいプラス要素として働くことと思います。
通常、1ラウンドでドライバーは14回使いますので、練習場で14回振ってみて、その平均を見てみるなんてこともヘッドスピード測定器の使い方として面白いかもしれません。
全クラブの飛距離の確認が出来、スコアマネジメントに有効活用
ほとんどのヘッドスピード測定器は、クラブの種類、ヘッドスピードの測定結果、実際に飛んでいくボールの初速等から飛距離(キャリー)を測定してくれます。
この飛距離測定機能が大変偉い機能ですね。
ドライバーの飛距離が測定出来るはもちろんうれしいことなんですが、それよりも、私はアイアンの飛距離を番手毎に測定出来ることが、素晴らしい面だと思います。
何故なら、正確性を期するアイアンの飛距離については、皆さんの腕前ならば、絶対的に番手毎に正確に把握しておくべきだからです。
一般的なアイアンは一番手毎にロフトを4度ずつ変えており、一番手違うと10ヤードずつ飛距離に違いが出ると言われています。
これが本当にそうなのか、実際に打ってみて確かめることが出来ます。
皆さんそれぞれのスイングの個性によっても番手毎の飛びは違いますので、是非、ヘッドスピード測定器で測定しておくことをおすすめします。
ただ、昨今のアイアンは、ストロングロフトと称して、一般的な7番アイアンが31度くらいのところを28度くらいで作成していたりするので、ヘッドスピード測定器がどれくらいのロフトで計算しているのかメーカー毎に確認しておいた方がいいでしょう。
ストロングロフトを使って飛距離を測定する場合は、例えば7番アイアンの測定の際はヘッドスピード測定器を6番アイアンでセッティングする等、一部調整が必要かもしれません。
その点はご使用の際にご注意ください。
練習場のボールで飛距離を測定する際は要注意
一般的な練習場のボールは軽くて飛ばないように出来ていますので、練習場のボールで飛距離を測定する際は注意が必要です。
私がいつも行く練習場のボールは、本球と比べて大体10ヤードくらい飛ばないようになっており、練習場のヤード表示も練習場のボールが飛ばないことを見越した設定にしてあります。
具体的には、私がいつも行く練習場の150ヤードの表示は、レーザースコープで距離を計測すると、実際は140ヤードでした。
したがって、練習場のボールで練習場の150ヤードの表示まで飛んだ時は、実際の飛距離は140ヤードでも、本球であれば150ヤード飛んだであろう、ということになります。
ですから、たまに練習場のボールに本球が混じっている時がありますよね。
そんな時に、練習場のボールと本球の飛距離が同じ番手でどれくらい違うのか確認しておくと良いと思います。
冒頭でお話ししましたように、ヘッドスピード測定器は、ヘッドスピードとボールの初速から飛距離を計算しています。
練習場のボールの初速と本球で打った時の初速は違いますので、ちゃんと10ヤード程伸びた測定値となります。
こういった結果がリアルに分かる点もヘッドスピード測定器を使った練習は面白いですよね。
ヘッドスピード測定器を使うと練習に飽きが来ない
今までお話しした通り、様々なメリットがありますので、是非、ヘッドスピード測定器は入手してご活用頂きたいと思いますが、重要なことをもうひとつ。
ヘッドスピード測定器を使うと、練習が楽しくなります。
一球一球の結果が、数値で可視化出来ますので、単調な練習に飽きてしまった時は、是非、使ってみてください。
漫然とした練習から、一球毎に集中した練習に変わると思います。
是非、少し古いタイプのリーズナブルなヘッドスピード測定器でいいので、キャディバッグへ忍ばせておくことをおすすめします。
以下に、参考までに私が愛用しているユピテルのヘッドスピード測定器のリンクを貼っておきますので、仕様等ご確認してみて頂ければ幸いです。
単4電池4本で動作し、打った球数も数えてくれますので、打ち放題の練習場で練習する際に重宝します。