ゴルフで100を切れるようになったら、次は90を切って80台のスコアを是非、目指しましょう。
といいますのも、100をコンスタントに切れるような腕前であれば、スコアマネジメントだけで80台が出せると私は思っています。
80台のスコアと言っても80台前半のスコアとなると、それなりにストイックな練習が必要です。
しかしながら、86前後のスコアであれば、コンスタントに100を切れる方であれば、特段のドリル練習なしにスコアマネジメントだけで必ず出せるようになります。
コンスタントに86前後でラウンドするには、それなりにストイックな練習が必要ですが、月1ゴルフファーの方が年に数回は80台でラウンドし『ベスグロ86』を出すにはスコアマネジメントだけで絶対に何とかなりますので、以下の内容をしっかり実践してみてください。
80台のスコアのまとめ方
80台を気楽に考えよう
まずは、コンスタントに100を切れている方は、自分が80台でラウンドすることは難しいという先入観といいますか、固定概念は完全に捨て去ってください。
80台が難しいという固定概念は、最終ホール80台のスコアが近づくにつれプレッシャーが大きくなり、余計な緊張を生み普段通りのプレーが出来なくなります。
年に1度のゴルフであればプレッシャーも致し方ない所ですが、月1ゴルファーの方は、今月ダメなら来月また頑張ろう!今月の失敗は来月のための布石!くらいの気持ちで気楽に臨むことで平常心を保てると思います。
80台はホール毎のハンディキャップを意識しよう
80台のスコアの作り方は、『18ホール中、17ホールをボギーでラウンドし、1ホールだけパーを取って89でラウンドする』が基本です。
とはいえ、ほぼオールボギーというのは実際には難しく、ティーショットでOBが出ることもあれば、ダフリのミスやバンカーから上手く出せずにダブルボギーを叩くこともあるでしょう。
したがって、ダブルボギーを叩いてしまった分は、何とかパーを取って取り戻さなければいけないのですが、取り戻す気持ちは捨ててダブルボギーを叩いたことも忘れましょう。
それよりも、大事なことは、サービスホールで出来るだけパーが取れるようにスコアマネジメントを心がけることです。
具体的に説明しますと、ゴルフ場のスコアカードにホール毎の難易度がハンディキャップとして1~18の数字が記載されています。
ハンディキャップ1がそのコースで一番難しいホールなので、ハンディキャップが15、16、17、18の比較的難易度が低いホールをサービスホールとして考え、これらのホールで出来るだけパーを取れるように頑張ってください。
ハンディキャップは、前半ハーフ後半ハーフ毎にバランスよく設定されているので、難易度が低い4ホールは前後半に2ホールずつあるはずです。
ダブルボギーを打ったことは忘却の彼方に置いといて、ハンディキャップ15、16、17、18のホールでパーを取ることを念頭においてスコアマネジメントしてみてください。
80台はボギーオン2パットでいこう
80台でラウンドするためには、ショートホール以外は全てボギーオン2パットをベースにスコアマネジメントしましょう。
具体的には、ミドルホールでは3オン2パットのボギー、ロングホールは4オン2パットのボギーを目指します。
そうすると、400ヤード以上あるような難しいミドルホールも3オンで良ければ、コンスタントに100を切れる方であれば何とかなると思います。
また、ミドルホールでドライバーが上手く打てなかった等により、2打目が160ヤード以上残るようなケースも無理してパーオンを狙わずに、勇気をもってフェアウェイ花道にレイアップして3オンを狙いましょう。
このような攻め方に慣れてくると、自然とグリーンのガードバンカーに入ることも減り、アプローチが上手く行くケースも増えて来て、いわゆる寄せワンのパーがたまに取れるようになってきます。
4ホールに一度でいいので、寄せワンが取れれば全体でパーが4つ取れることになります。
トリプルボギーはひとつまで
80台でラウンドするには、OBを打っても何とかダブルボギーで凌いで頂くことが重要です。
しかし、ティーショットOBでプレイング4のアドバンスティーがグリーンから遠い場合等、トリプルボギーを叩いてしまうことがあるかもしれません。
その場合、トリプルボギーは何とか18ホールを通して、ひとつだけに抑える必要があります。
89でラウンドするためには、17オーバーでラウンドするということです。
この17オーバーの貯金の取り崩しがトリプルボギーは大き過ぎますので、何とかひとつまでに抑える努力をお願いします。
ショートホールの攻略
距離の短いショートホールの攻略
全体で4つあるショートホールのうち、1~2ホールは130ヤード以内のハンディキャップが大きい数値の比較的易しいショートホールがあると思います。
そういったハンディキャップが大きいショートホールは稼ぎ時ですので、しっかりパーを狙っていきましょう。
しかし、距離の短いショートホールは、2段グリーンになっている等、落とし穴が用意してあるケースもありがちですので、ショット前にグリーンの状況をよく確認し、上りのパットが残るような箇所を狙ってショットしていきましょう。
打ち下ろしに注意
また、距離の短いショートホールには、2段グリーンの他に大きく打ち下ろしているホールも少なくありません。
打ち下ろしで気を付けて欲しい点はいくつかありますので、以下に挙げておきます。
・打ち下ろしのホールは、思ったよりもボールが飛んでしまいますので、ランの距離を考慮したグリーン奥に付けないようなクラブの番手選びをする。
・打ち下ろしている分、フックやスライスが平地よりも余計にかかるため、持ち球を考慮した安全な狙いどころを定める。
・風の影響をより受けやすいので、風の影響を考慮したクラブ選びや曲がり幅を意識した狙いどころの設定を行う。
これらのことに十二分に注意して、安全なショットを心がけてください。
ショートティーの高さは低めがベター
ラウンド中のアイアンは、フェアウェイ等の芝に乗っているボールを打っていて、ショートホールで突然、高いティーでアイアンを打とうとすると、感覚がずれてトップやダフリの原因になります。
ティーイングエリアの芝の状態にもよりますが、あまり高いティーよりも低めにセッティングする方が、これまでのラウンドで打ってきたアイアンと遜色なく打てますので試してみてください。
まとめ
今回は、80台を出すための技術論というよりも、考え方を中心としたマネジメントを書いてみました。
コンスタントに100を切れるような方は、これらのことに注意してラウンドすると、80台を出すことがさほど難しいことではない、80台の身近さに、まさに開眼なさることと思います。
是非、身近な目標として80台を目指してみましょう。