【ゴルフ3パットしないためには】スコアアップのカギは30パット以内

中級者向け:ライバルに1打でも勝ちたい方へ

ワンランク上のゴルファーを目指すためには、1ラウンドあたりのパット数について、しっかり記録に残してパッティングの振り返りを行うことが非常に大切です。

と言いますのも、私がグロススコア82でラウンドした例で言うと、以下の通り約41%がパット数となっており、1ラウンドに占めるショットの割合が一番大きいからです。

〇グロススコア82でラウンドした際の例

・ドライバーを含めたショット数:48打(約59%)

・パット数:34打(約41%)

・計82打

この日のパット数の内訳は、3パットが2回、2パットが12回、1パットが4回でしたが、3パット2回は我ながらいただけないですね。

まずは、この3パットを少しでも減らして良いスコアにつなげていきましょう。

3パットの原因と対策

お示ししたように、パット数は、1ラウンドに占める割合が非常に大きいため、3パットを何度もやってしまうことは、スコアを大きく崩す原因の一つになります。

3パットを防ぐためには、その原因を理解し、適切な対策を講じることが重要です。

ピンの奥につけてしまい、下りのパットを残してしまう

セルフラウンド主流の現在は、ほとんどの場合、カートにピンまでの直線距離が表示されますので、ピンを直接狙う方が大変多いのではないかと思います。

ここに一番の落とし穴があり、グリーンのコンパクション(硬さ)にもよりますが、スピン系のボールを使っている私でも、5から10ヤードくらいはランが出ます。

そうすると、ほとんどのグリーンは受けており、ピンの奥から手前に傾斜がついていることが多いことから、ボールがピンの奥につけてしまい、下りのパットを残すことが多くなります。

ホームコースで、グリーンの速さも手に取るように分かるコースであれば良いのですが、ビジターコースであると、下りパットは難しいため3パットの可能性が高まってしまいます。

対策:ピンを狙う際は、グリーンの傾斜を事前に確認し、ピンを直接狙うのではなく、グリーンエッジの距離でショットを打つ等、上りのパットを残せるように心がけましょう。

これだけで、奥からの難しい寄せも回避出来、スコアがまとまること間違いありません。

距離感の不足

距離感が不足することは、3パットにつながってしまう重要な要素ですが、非常に難しいところです。

まず1点目に考慮すべき点としては、パターの振り幅で距離感を出すのか、それとも、ストロークの強さで距離感を出すのかです。

一般的には、振り幅で距離感を出す方が難しく上級者向けで、ストロークの強さで距離感を出す方が直感的で初級者向けと言われています。

2点目に考慮すべき点は、使っているヘッドの種類です。

金属製の削り出しのヘッドなのか、それとも、インサートが入っている柔らかいヘッドのなのかです。

削り出しのヘッドは、ボールの転がりが直線的で、方向性が安定しやすく打感が硬いため、手元へのフィードバックが明確に伝わります。

一方、インサートが入っているヘッドは、打感が柔らかくボールの転がりがスムーズで、パンチが入ったミスショットでも大けがをしない寛容さがあります。

どちらを使うにしても、その日のグリーンの距離感は、その日のグリーンの状態によるところが大きいので、練習グリーンで1ヤード、5ヤード、10ヤード、20ヤード、30ヤードの上りと下りをしっかり練習して、その日の距離感を養ってラウンドください。

ラインの読み違い

グリーンの傾斜を正確に読めないと、ラインは読めません。

そのためには、必ず、以下のルーティーンで傾斜を読みましょう。

まずは、ボールの少し後ろに立ってスライスなのかフックなのか、左右の傾斜を読みましょう。

次に、横に回って、上りなのか下りなのかの傾斜を読みましょう。

そして、ボールとカップを結んだ反対側から見てもう一度左右の傾斜を読みましょう。反対側から見るとスライスと思っていたラインがフックに見える等、新たな発見をすることがたくさんあります。

最後に、もう一度、ボールの少し後ろに立って、これまでの情報を統合してイメージしてスパット(目標)を決めましょう。

後続組が来ていると、なかなかグリーンの読みに時間をかけづらい所はあるかもしれませんが、同伴者のプレー時等に、しっかりこのルーティーンは行ってください。

ストロークの不安定さ

ストロークが安定しないと、ボールが狙ったラインに乗りません。

打ち急がないように、一定のリズムでストロークするように心がけてください。

3パットを防ぐための練習方法

パッティングの練習は、実に地味で面白くありません。

ショットの練習であれば、爽快感も伴いますし運動にもなりますので、練習にも気合いが入るところですが、パッティングの練習って全くもってホントに面白くない。

しかし、ラウンド前夜の一夜漬けでもいいので、特に1メートルの距離の練習は絶対にやった方が良いです。

如実に即効性がありますので、是非おすすめします。

パターマットでの練習

自宅でパターマットを使っての練習は、是非行っていただきたいと思います。

穴が開いていてカップインしたらボールが戻ってくる仕様のパターマットでは無く、出来れば4メートル以上はある傾斜が全くついてないパターマットをおすすめします。

距離感を養うには、カップに入れる感覚よりも狙ったところにボールを止める感覚が重要です。

是非、1メートル、2メートル、3メートル、4メートルに止める練習が出来るパターマットでの練習をおすすめします。

ストロークの安定性を向上させる練習

ストロークの安定性を向上させる練習としては、片手ずつの練習が効果的です。

まず、左手のみでストロークし、その後右手のみでストローク、そして両手でストロークします。

これは、ボールを打たなくてフローリングの目などの直線にブレないように合わせてストロークするだけでも安定性が向上します。

それぞれ10回ずつ程度行うと、両手でストロークした時の安定性が向上していることを感じられると思います。

パターマットがあれば、是非、片手ずつボールを打つ練習も行ってください。

ストロークが安定すること間違いありません。

まとめ

3パットを防ぐためには、距離感、ライン読み、ストロークの安定性が重要です。

これらの要素を改善するための練習方法やドリルを取り入れた日々の鍛錬を継続することで、必ずや3パットを減らすことができるでしょう。

また、実際のラウンド時は、

・グリーンを狙う前に、グリーンの状況をよく確認し、上につけないアイアンショットやアプローチショットを心がける。

・もし、下りのパットや横からのパットとなってしまった場合は、ファーストパットは無理に入れに行かず、上りのパットが残るようなパットを行う。

この2つのことを確実に実践するだけで、グロススコアは格段に良くなると思います。

是非、次のラウンドからでも試してみてください。

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