サンドウェッジのバウンスは厚い方がいい?薄い方がいい?
結論 私は厚いバウンス(12度)を使っています。サンドウェッジをアプローチには使わず、バンカーでの使用に特化しています。バンカーでエクスプロージョンショットをしっかり打てるように、厚いバウンスのサンドウェッジを選んでいます。しかし、サンドウェッジのバウンスは、ショットの状況やプレーヤーのスイングスタイルによって選ぶべきものが異なりますので、以下を参考にしてください。
ハイバウンス(バウンス角が大きい)
特徴:
- バウンス角が12度以上のものを指します。
- ヘッドが地面に刺さりにくく、滑りやすくなるため、バンカーショットやラフからのショットが得意です。
- ダフリのミスを減らす効果があります。
メリット:
- バンカーショットが簡単に打てる。
- ラフからのショットでもクラブが潜りにくく、安定したショットが可能。
デメリット:
- 短く刈り込まれたフェアウェイからのショットでは、クラブが跳ね返りやすく、トップのミスが出やすい。
ローバウンス(バウンス角が小さい)
特徴:
- バウンス角が10度以下のものを指します。
- ヘッドが地面に刺さりやすく、フェースを開いて使うことが多い。
- フェアウェイや硬い砂のバンカーでのショットに適しています。
メリット:
- フェアウェイからのショットでクラブが跳ね返りにくく、ボールを直接打ちやすい。
- フェースを開いて使うことで、自由自在にショットをコントロールできる。
デメリット:
- バンカーショットやラフからのショットでは、クラブが潜りやすく、ミスショットが出やすい。
選び方のポイント
- バンカーショットが苦手な方: ハイバウンスのサンドウェッジがおすすめです。バウンスが大きいことで、クラブが砂に潜りにくくなり、安定したショットが可能です。
- フェアウェイからのショットが多い方: ローバウンスのサンドウェッジが適しています。クラブが跳ね返りにくく、ボールを直接打ちやすいです。
- スイングスタイル: ハンドファーストで構える方やダウンブローの度合いが強い方はハイバウンス、シャフトを垂直に構える方やボールを左足寄りに置く方はローバウンスが合うことが多いです。
ロフトは56度がいい?58度がいい?
結論 私は56度のサンドウェッジを使っています。ウェッジのロフトを4度刻みでセッティングしたいので、56度を選びました。また、56度を2度くらい寝かせたい時は、少しヘッドを開いてオープンにスタンスすると58度のロフト角で打つことが容易にできますので、4度刻みを優先し56度を使っています。しかし、56度にするか58度にするかは、プレーヤーのスキルレベルやプレースタイル、そしてコースの状況によって異なりますので、以下を参考にしてください。
56度のサンドウェッジ
特徴:
- ロフト角が56度のサンドウェッジは、一般的にアプローチショットやバンカーショットに適しています。
- 中程度の高さのショットが打ちやすく、距離感をつかみやすいです。
メリット:
- 安定した距離感: 56度は距離感をつかみやすく、安定したショットが可能です。
- バンカーショット: バンカーからの脱出が比較的容易で、砂に潜りにくいです。
- 多用途: フェアウェイからのアプローチやラフからのショットにも対応しやすいです。
デメリット:
- 高さの制限: 高い球を打つのが難しく、急な上り坂や障害物を越えるショットには不向きです。
58度のサンドウェッジ
特徴:
- ロフト角が58度のサンドウェッジは、より高い球を打つことができ、グリーン周りでの柔らかい着地が期待できます。
- 高度なテクニックが必要ですが、上手く使えば多彩なショットが可能です。
メリット:
- 高い球: 高い球を打ちやすく、障害物を越えるショットや急な上り坂に適しています。
- 柔らかい着地: グリーン周りでの柔らかい着地が可能で、スピンをかけやすいです。
- バンカーショット: 深いバンカーからの脱出がしやすいです。
デメリット:
- 距離感の難しさ: 距離感をつかむのが難しく、ミスショットが出やすいです。
- 高度なテクニック: 高度なテクニックが必要で、初心者には扱いにくい場合があります。
選び方のポイント
- 初心者や中級者: 56度のサンドウェッジがおすすめです。距離感をつかみやすく、バンカーショットも安定しています。
- 上級者: 58度のサンドウェッジを使うことで、より多彩なショットが可能になります。ただし、練習が必要です。
V字に打ち込む方がいい?砂を薄く取る方がいい?
結論
バンカーショットでは、砂を薄く取る方が一般的に効果的です。サンドウェッジを使う際、砂を薄く削り取るように打つことで、ボールを確実にバンカーから出すことができます。
よく言われる「バンカーの砂をお金のお札くらいに薄くすくう」にプラスして「ボールの下に根が生えていると想定して、その根を切るように打つ」を心掛けてバンカーの砂を薄く削り取りましょう。
この時、ホームランを恐れてスイングが緩まないように、しっかり振り抜きましょう。
V字に打ち込むと、クラブが砂に深く入りすぎてしまい、ボールが飛ばないことがあります。V字に打ち込む方法は、ボールが砂に潜り込み目玉となっている場合に活用しましょう。