ドライバーショット/アドレスからフォロースルー迄一連の動作を丁寧に解説

中級者向け:ライバルに1打でも勝ちたい方へ

ドライバーは遠くに飛ばすためのクラブですが、シャフトが長い分、ミスも発生しやすいものです。しかし、1ラウンドでたった14回しか使わないクラブですので、ある程度打てるようになったら、練習全体に占める割合は低めにしてもいいでしょう。その分、アイアンやアプローチに練習時間を割いた方が効率的です。目安として、1ラウンドにOUT、IN、それぞれ1発ずつOBするくらいの腕前なら、グロス85は余裕で達成できます。

アドレス

  • 足の幅: 肩幅より少し広くスタンスします。あまり開きすぎると、ヘッドスピードを上げるのには適していますが、腰の位置が低くなってしまい、背骨を中心としたスイングプレーンの傾きが寝てしまい横振りに近くなりますので、再現性重視の私としてはあまりおすすめしません。
  • 膝の曲げ方: 軽く曲げて、リラックスした姿勢を保ちます。膝をまっすぐ伸ばすと腰の位置が高くなり、より縦振りに近くなることから再現性は高まりますが、膝に柔軟性がなく、膝を痛める可能性が高まりますのでおすすめしません。
  • クラブの握り方: クラブヘッドが走りやすいように軽く握りましょう。特にチーピンで悩んでいる方は、右手はふわっと添えるだけの感じで。
  • ドライバーヘッドの開始位置: ドライバーを構えた際に、ドライバーヘッドを浮かせるか地面につけるかは好みの問題もありますが、再現性重視の私は地面につけることとしています。何故なら、ドライバーヘッドを地面につけることで、ドライバーのスイングプレーンにおける最下点からスイングを始動することになり、振り上げた場所に振り下ろすという基本を忠実に再現できると考えているからです。

バックスイング

  • クラブの引き方: 手だけで引くのではなく、肩や腰も連動させて体全体でスイングします。特にテイクバックの最初の30センチは地面と平行に体全体で引きましょう。
  • トップオブスイング: クラブが地面と平行になる位置(クラブヘッドが目標方向に向く位置)まで上げ、できるだけ左腕を伸ばした状態を保ちます。この時、右手のひじの向きは地面に向かって下向きになっていることが理想です。ここで、コックの使用は最低限に抑えることをおすすめします。ノーコックだとボールは飛びませんが、キャリーで200ヤード飛ばすには、ほとんどコックはいりません。

ダウンスイング

  • 体全体を使う: 腕だけでなく、体全体を使ってスイングしますが、腰から体の回転を始めることは全く気にしていません。よく「腰の切れが大事」という話を聞きますが、腰が切れ過ぎると身体が開くのが早くなり、ヘッドが遅れ過ぎてスライスにつながることが多くなります。再現性重視の私は、背骨を中心とした体幹で振るだけです。
  • 右肘の位置: 右肘を体に引き寄せるようにして降ろします。

インパクト

  • 左腕をまっすぐに保ち、ボールの少し先でヘッドスピードが最大になるように振り切ります。「左の壁」を意識して、クラブヘッドがボールを捉えた後も、ヘッドが低く長く出るようなイメージをしてインパクトしましょう。

フォロースルー

  • 体の回転を止めず、インパクト後も体を回転させ続け、クラブが自然に首の後ろまで来るように振り抜きます。フィニッシュでは、左耳の横にグリップが来るところで止めて、約2秒間静止します。と言いつつ、私は体が硬いため、このフィニッシュを取る静止ができません。私の今後の課題です。
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