アイアンショット/飛距離ではない再現性を追求したスイング理論

中級者向け:ライバルに1打でも勝ちたい方へ

アイアンのスイングこそ、再現性を最重要視しています。よく、アイアンの飛距離自慢をさりげなくなさる方がいらっしゃいますが、飛ばない私は気にしないことにしています。だって、アイアンはドライバーと違い、正確性を期するクラブです。飛距離が欲しいなら、番手を上げればいいだけですもんね。少なくとも、7番アイアンで140ヤード飛べば、ハンディキャップ7まではいけます。

アドレス

  • 足の幅: ドライバーより少し狭く肩幅と同じくらいにスタンスします。
  • 膝の曲げ方: ドライバーと同じです。ドライバーは、ヘッドが最下点より上がる時にインパクトし、アイアンは最下点前にダウンブローにインパクトするだけで、基本的なスイングは変わりません。
  • クラブの握り方: ダウンブローで打ち込んだ後に、しっかりターフが取れるようにドライバーよりはしっかり握りましょう。
  • アイアンヘッドの開始位置: ドライバー同様、ヘッドを浮かせるか地面につけるかは好みの問題もありますが、再現性重視の私は、ほんの少し浮かせてアドレスしています。これも、ドライバー同様、振り上げた場所に振り下ろすという基本を忠実に再現できると考えているからです。

バックスイング

  • クラブの引き方: アイアンは正確性が命ですから、クラブの始動は腕と身体で作る三角形をできるだけ維持しながら、手ではなく肩から始動しましょう。
  • トップオブスイング: トップ位置は、ドライバーよりも少し浅めに上げ、できるだけ左腕を伸ばした状態を保ちます。トップは浅めですが、右手のひじの向きは地面に向かって下向きになるよう努めましょう。

ダウンスイング

  • 体全体を使う: 腕だけでなく、体全体を使ってスイングしますが、再現性重視の私は、できるだけノーコックで背骨を中心とした体幹で回転します。

インパクト

  • ボールの北半球にファーストインパクトするように、ダウンブローに打ち込みます。しっかりターフを取るために、ボールの少し先にスイングの最下点が来るようにします。具体的には、練習場でボールの少し先に砂粒やゴミを置いて、そこに向けてヘッドの最下点が来て払い打ちできるように練習しましょう。

フォロースルー

  • 体の回転を止めず、インパクト後も体を回転させ続け、クラブが自然に首の後ろまで来るように振り抜きます。フィニッシュでは、左耳の横にグリップが来るところで止めて、約2秒間静止します。高い球を打ちたい時は、飛距離は少し落ちますが、頭を残しましょう。そうすることによって、打ち出し角度が高くなります。逆にアゲインスト時等、強い球を打ちたい時は、しっかり体重を乗せてフォローでおへそが目標方向に向けて左足一本で立てるくらいにフィニッシュしましょう。
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