【ゴルフ初心者向け】グリップの握り方から基本的なスイングの方法等を丁寧に解説

初心者向け:ゴルフを始める方へ最低限の知識を最速で

グリップの握り方

ゴルフのグリップにはいくつかの基本的な方法があります。以下に代表的なものを紹介します。

  • オーバーラッピンググリップ
    • 特徴: 右手の小指を左手の人差し指と中指の間に重ねる方法です。多くのゴルファーが採用しています。
    • 利点: 左手主導のスイングがしやすく、手首の自由度が高い。
    • 欠点: 手が小さい人や力が弱い人には安定性が欠けることがあります。
  • インターロッキンググリップ
    • 特徴: 左手の人差し指と右手の小指を絡ませる方法です。タイガー・ウッズや石川遼などのプロも使用しています。
    • 利点: 両手の一体感が出やすく、手の小さいゴルファーにも適しています。
    • 欠点: 右手の働きが強すぎるとフックボールが出やすくなることがあります。
  • テンフィンガーグリップ(ベースボールグリップ)
    • 特徴: 野球のバットを持つように、両手を重ねずに握る方法です。
    • 利点: 力の弱いゴルファーや女性に適しており、フェースローテーションがしやすい。
    • 欠点: 手首が動きすぎて不安定になることがあり、ミスショットが出やすい。
  • 具体的な握り方
    • 左手: 以下のように左手の中指1本と、手の平の小指側の膨らみ部分の2か所でテコの原理で支えるように持ちます。これにより、グリップが手の平を斜めに横切るように握る基本形が出来ます。
    • 左手(続き): そして、以下のようにそのまま左手の3本の指でクラブを握り、親指と人差し指は自由にしておきます。
    • 右手: 右手は、先ほど作った左手と一体となるように、右手の中指と薬指の2本で握り、右手も人差し指と親指は自由にしておきます。
    • 両手: そして最後に自由にしておいた、左手の人差し指と親指、右手の人差し指と親指を、ふんわり握り、グリップを完成させます。
      全体のイメージは、左手の中指、薬指、小指の3本と、右手の中指と薬指の2本、計5本の指だけでしっかり握り、左右の人差し指と親指はクラブシャフトの傾きを感じるセンサーとして、ふんわり握る形となります。

メジャーなのは、オーバーラッピンググリップとインターロッキンググリップです。

私は初心者の時はインターロッキンググリップで、中級者になってからオーバーラッピンググリップに変えました。ゴルフは「左手がハンドル、右手がエンジン」と言われていますので、私の場合は左手主導で打てれば方向性は安定しますが、右手のエンジンが弱いため飛距離があまり出ません。

力の強い右手が強すぎると、芯を食った時の飛距離は伸びますが、右手が悪さをしてヘッドが返り過ぎて左へフックしてしまいます。

自分に合う両手のバランスを考えてスイングしましょう。

アドレス(構え方)

正しい構え方をすることで、スイングが安定します。

  • 足とボールの位置: 7番アイアンを基準にすると、肩幅程度に足を開き、ボールは体の中心に置きます。クラブの番手がひとつ変わるごとにボール半個分ずつ右足寄りにずらします。例えば8番アイアンになるとボール半個分右足寄りにずらします。逆に6番アイアンになると、左足寄りにボール半個分ずらします。クラブが一番長いドライバーは、左足かかとの線上までずらします。
  • 膝の曲げ方: 軽く膝を曲げ、体重を均等に両足に分けます。膝を伸ばしてスイングすると腰高になりクラブをより縦に振れるメリットがありますが、膝を痛める可能性があるため、軽く曲げるように努めましょう。
  • 前傾姿勢: 腰から前に軽く曲げ、背骨がスイングの中心になるように背筋をまっすぐに保ちます。背中にクラブを当ててみて頭から腰までまっすぐになっているか確認しましょう。

基本的なスイングの方法

バックスイング:クラブを後ろに引く動作です。

  • 腕の動き: 両腕と胸で作る三角形をできるだけ保ちながら、クラブを肩の高さまで引き上げます。肩の高さまで引き上げた後、手首を曲げてクラブの先端が目標方向を指し地面と平行になる所まで振り上げます。
  • 腰の回転: 腰を右に回し、体重を右足に移動させます。

ダウンスイング:クラブをボールに向かって振り下ろす動作です。

  • 腰の動き: 腰を左に回し、体重を左足に移動させます。この時、クラブヘッドがボールに当たるまでは、体は正面を向いたまま耐えます。俗にいう「左の壁」を意識します。
  • 腕の動き: 腕を自然に振り下ろし、クラブヘッドがボールに当たるようにします。

フォロースルー:スイングの最後の動作です。

  • 腕の動き: クラブを振り抜き、腕を肩の高さまで持ち上げます。グリップが左耳の横に来る形でフィニッシュします。
  • 体の動き: 体全体を左に回し、左足一本で立てるようにバランスを保ちます。

携帯電話や鏡を使って自分のフォームを確認すると上達が早いと思います。最初はゆっくりとした動作で練習し、徐々にスピードを上げていきます。

ビジネスゾーンの練習

クラブを振り上げて腰の高さから腰の高さまで(時計の針で言うと3時から9時まで)をビジネスゾーンといいますが、基本的なフォームの練習の一環として、このビジネスゾーンを徹底的に練習することをおすすめします。

具体的には、すべてのクラブの長さの真ん中程の6番アイアンで100ヤードのハーフショットを練習の都度100球行うと、格段にショットが安定します。

私は、このハーフショットの練習は、1球10円以上するゴルフ練習場ではもったいない気がするので、打ち放題のゴルフ練習場で、このハーフショットを身体が覚えるまで徹底的に練習しました。

その結果、私が重視する再現性が高まったと思います。

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